考え方のキホン

mind


自分たちの考えは置いといて、ユーザーとサイトを育てて行こう。

つくり方のキホン

ウェブサイトの構築のフローとして、コンセプトを決めて、きちんと全体設計や、レイアウト設計して、と、ひとつひとつ手順を踏んで積み上げて作っていく、というやり方も正しいあり方だと思います。

一方、プロジェクトの中で、しだいに、かたちになるにつれ、具体的なものになっていくにつれ、いろいろと考え方も産まれるものです。
最終的なかたちになってから、見えてくるもの、気づく部分も多いと思います。

われわれの考え方としては、試作品をいくつか作ってみて、できたものを評価しながら、さらに考えていく、というやり方も必要だと考えています。
試作段階で、一度、ユーザーの評価を取り入れるという事は、効果が高いと思います。

スケジュールなどの関係で、難しいことも多いと思いますが、リリース後にサイトを育てていくという観点からも、
土台だけはしっかり固めておきたいものです。

はかり方のキホン

まず、サービス提供側としての思い込みや思い入れは捨てましょう。
できれば制約も取り払いましょう。そこがスタート。

そして、いざ、調査、ですが、ユーザーの気持ちや感覚をつかむ事はなかなか難しいものです。

ひとつ、言えるのは、改善につなげるための事を、しつこく聞くということだと思います。

ユーザーテストをしました。ここでつまづいてました。ここに気がつかなかったようです。じゃあここを目立つようにしましょう、とか、ユーザーの声を聞きました。こんな不満がありました。じゃあ、そこを直しましょう、といった表面的なお話では、対応が場当たり的なものとなり、前に進まないからです。

そもそものユーザーの感覚や理解とずれていた可能性もあるわけですし、我慢してとりあえずわからないけど適当に操作したのかもしれませんし。

質問の仕方や解釈の仕方は、非常に重要で、そして、質問をブレークダウンしていく力も非常に重要です。
そのためには、商品知識やお客様の業界のサイトを良く知っていることも必要でしょう。

最近のユーザーさんは、しっかりとした価値基準や、行動のクセを持ち合わせていますし、考えながらウェブサイトを使っていますので、質問するとそれがよく見えていきます。また、無意識で行った行動も、それはそれで分かります。

テスト中に、課題が見つかった場合、他社の良い例を示せれば、解決のためのヒントが見つかるかもしれません。

ユーザー調査中に意見を聞きながら、同時に解決策も考えていくぐらい感じで行えれば、どんどん先に進むことができると思います。

原因と対応策が、根拠を持って見えてこないテストでは、もったいないです。

そだて方のキホン

課題が見つかって、それに対しての施策が決まったら、できるところから反映していきましょう。

後伸ばしのための、もっともらしい口実もあることでしょう。
ただ、細かくリリースしていったほうが、個別に反応が追いやすいという事もあったりしますので。

成果がはかれるものに関しては、ひとつひとつの成果を見ていきましょう。

開発が絡み、時間がかかってしまうものも、段階的、部分的でもいいので、反映していきます。
反映したら、調査してそして、またつくる。

これらを継続していき、良い循環を作っていきます。

簡単に言えば、よくあるPDCAというお話ですが、自分たちなりに、どういうやり方だと効果が出るのかを考えながら、
楽しみながら、サイクルをまわしていくことができれば、成長スピードも早くなっていきます。